【2022年】トヨタシエンタの値引き目標と最大額を引き出すための交渉術
親しみやすくスタイリッシュなデザインのシエンタは、トヨタ車の中でもっとも小さいコンパクトミニバンです。
普段使いにピッタリのサイズ感で、たっぷりな収納と扱いやすいシートアレンジが魅力のシエンタは、ショッピングやお子様の送迎など、さまざまなシーンに適しています。
ミニバンの機能をギュッとコンパクトに凝縮させた使い勝手のよいシエンタは、アウトドアでも大活躍。
2019年には販売台数ランキング1位になったこともあるほどの人気です。
ここでは、大人気のシエンタが今はいくらで購入できるのか、値引きはどれくらいしてもらえるのか、口コミや車の値引き最新情報から詳しく解説していきたいと思います。
これからシエンタを購入しようと計画中の方は必見です!
値引きの相場や有効な値引き交渉術を知り、値引きの最大額を引き出して納得のいく購入を目指しましょう。
できるだけ安く購入できるよう本記事をぜひ参考にしてください。
シエンタの値引きはいくら?グレード別の値引き額をご紹介!
画像引用元:トヨタ公式ホームページ
シエンタはハイブリッド車とガソリン車の2つのモデルがあり、ガソリン車は駆動方式を選ぶことができます。
180万円台〜250万円台の価格設定で、2WDはハイブリッドとガソリン車ともに6種類ずつ、4WDは3種類のグレードが展開されています。
現在では特別仕様車も購入できます。通常のグレードよりも高価格にはなりますが、値引き額も車両価格に比例して大きくなる傾向がありますので、興味のある方は、チェックしておきましょう。
また、ハイブリッド車とガソリンの2WD車は、2030年度燃費基準優良車となっており、購入時にかかる税金の軽減にもなりますので、グレードを選ぶ際の参考にしてみてください。
まずは、シエンタの値引きをグレードごとに詳しく見ていましょう。
グレード | 乗車人数 (シート数) |
駆動方式 | 車両価格 | 初回値引き | 値引き平均額 | 値引き最大額 |
ガソリン車 | ||||||
FUNBASE X (エントリーモデル) |
5名 (2列シート) |
2WD | 1,818,500円 | 7〜12万円 | 16万円 | 20万円 |
FUNBASE G | 5名 (2列シート) |
2WD | 2,066,000円 | 18万円 | 20万円 | |
FUNBASE G Cuero | 5名 (2列シート) |
2WD | 2,173,000円 | 19万円 | 21万円 | |
X | 7名 (3列シート) |
2WD | 1,859,200円 | 16万円 | 20万円 | |
G | 7名 (3列シート) |
2WD | 2,107,000円 | 18万円 | 20万円 | |
G Cuero | 7名 (3列シート) |
2WD | 2,214,000円 | 20万円 | 22万円 | |
X | 7名 (3列シート) |
4WD | 2,003,300円 | 19万円 | 22万円 | |
G | 7名 (3列シート) |
4WD | 2,251,000円 | 20万円 | 23万円 | |
G Cuero | 7名 (3列シート) |
4WD | 2,358,000円 | 21万円 | 25万円 | |
ハイブリッド車 | ||||||
FUNBASE X (エントリーモデル) |
5名 (2列シート) |
2WD | 2,236,500円 | 8〜13万円 | 20万円 | 23万円 |
FUNBASE G | 5名 (2列シート) |
2WD | 2,432,000円 | 21万円 | 24万円 | |
FUNBASE G Cuero | 5名 (2列シート) |
2WD | 2,539,000円 | 22万円 | 25万円 | |
X | 7名 (3列シート) |
2WD | 2,277,200円 | 20万円 | 23万円 | |
G | 7名 (3列シート) |
2WD | 2,473,000円 | 23万円 | 26万円 | |
G Cuero | 7名 (3列シート) |
2WD | 2,580,000円 | 24万円 | 28万円 | |
特別仕様車(ガソリン車) | ||||||
FUNBASE G “Safety Edition Ⅱ” |
5名 (2列シート) |
2WD | 2,110,000円 | 8〜11万円 | 20万円 | 25万円 |
G “Safety Edition Ⅱ” |
7名 (2列シート) |
2WD | 2,151,000円 | 20万円 | 25万円 | |
G “Safety Edition Ⅱ” |
6名 (3列シート) |
4DW | 2,295,000円 | 21万円 | 27万円 | |
特別仕様車(ハイブリッド車) | ||||||
FUNBASE G “Safety Edition Ⅱ” |
5名 (2列シート) |
2WD | 2,476,000円 | 9〜12万円 | 22万円 | 28万円 |
G “Safety Edition Ⅱ” |
7名 (3列シート) |
2WD | 2,517,000円 | 23万円 | 28万円 |
ミニバンの中では低コストの価格帯である車であるシエンタは、グレードによる車両の価格差がおおよそ70万円と開きが少なくなっており、グレードも豊富なため、迷ってしまう方が多いかもしれません。
値引き額は車両価格が大きくなれば、値引き額も大きくなる傾向にありますが、シエンタの場合、グレードによって値引き額が大きく異なることは、少ないと言えます。
ご自身の車の使用用途に合わせてグレードを選択し、値引きを最大額まで引き出せる交渉をして、大幅な値引き額を獲得していきましょう。
シエンタの値引きの最大額を狙う交渉とは
画像引用元:トヨタ公式ホームページ
シエンタはコストが控えめな車とはいえ、車の購入はとても大きな買い物です。
商談での交渉は、とても難しく苦手だと感じる方も多いかと思いますが、車の購入は商談で購入価格が決まることが一般的です。
値引きの相場をおさえ、商談での交渉術を事前に知っておくことで、値引き額をグンとアップさせることができます。
これから具体的に交渉の方法をご紹介していきますので、車の購入価格をおさえたい方は商談でうまく交渉できるようチェックしてみてください。
シエンタの値引きの最大額を知ろう
シエンタのグレードごとの値引き最大額は、上記に一覧表で示しましたが、車の値引き額を決める要因はどのようなものがあるのでしょうか。
車を購入する場合、購入予定の車を販売しているディーラーと契約をし購入しますが、赤字になるほど値引きはしておらず、ある一定の基準から値引き額を決定しています。
車の価格を構成するの費用の割合を見てみましょう。
<車の価格構成比率>
- 車をつくる費用:約60%程度
- メーカー(シエンタの場合はトヨタ)に入る利益:約20%程度
- 車を販売したディーラーに入る利益:約20%程度
ディーラーとの交渉で決まる値引き額は、ディーラーに入る利益から捻出しています。
下記の例では、40万円がディーラーの利益となりますので、この中から販売管理費などを差し引いて、値引き額を決めていくことになります。
(例)200万円のシエンタの価格構成
- 車をつくる費用|約120万円
- メーカーに入る利益|約40万円
- ディーラーに入る利益|約40万円
スーパーカーのような高級車は異なりますが、シエンタのように一般的な車では、他メーカーの車も同じような価格構成をしています。
これらのことから、車両本体の値引き率は、どのメーカーでも車両価格の10%程度と言われています。
しかし、セールがおこなわれている期間は値引き率が10%より大きくなったり、メーカーとディーラーで値引きしてもよい金額について取り決めがあり、値引き率が10%に満たないケースもあります。
車両本体の価格によって、値引き額はある程度決まってきてしまい、値引き額が破格になるということはありませんが、いろいろな方法で値引き額を最大額に近づけ、オプションや無料サービスなどで、総合的に値引きを大きくすることは可能です。
一番値引き額が大きい時期を狙おう
広告などでキャンペーンやセールを目にする機会はたくさんありますが、車は安く購入できる時期があるのでしょうか。
他の商品と同様、車にもセールがあり、安くなる時期があります。
そのタイミングは年に数回ありますので、チェックしてみましょう。
【値引きを引き出しやすいタイミング】
- 不定期:モデルチェンジ前後
- 1月頃:新春初売りセール
- 3月頃:年度末決算セール
- 7月頃:夏のボーナスセール
- 9月頃:中間決算セール
- 12月頃:冬のボーナス・歳末セール
モデルチェンジは大幅値引きのチャンス
シエンタはモデルチェンジの発表が予定されておりますが、モデルチェンジで値引き額はどれくらい上昇するのでしょうか。
2003年から発売されているシエンタの歴史を見てみましょう。
時期 | 内容 |
2003年9月 | 初代シエンタ発売 |
2004年2,4,8月 | 仕様変更 |
2004年12月 | 特別仕様車発売 |
2005年8月 | 一部改良 |
2006年5月 | マイナーチェンジ |
2007年6月 | 特別仕様車発売 |
2011年5月 | マイナーチェンジ(再販、グレード追加) |
2012年4月 | 特別仕様車発売 |
2013年9月 | 一部改良 |
2015年7月 | フルモデルチェンジ(2代目) |
2015年9月 | チルトシート車追加 |
2017年8月 | 特別仕様車発売 |
2018年9月 | マイナーチェンジ(グレード変更) |
2019年10月 | 特別仕様車発売 |
2020年1月 | 特別仕様車発売 |
2020年6月 | 一部機能追加 |
2021年6月 | 一部改良、特別仕様車発売 |
2022年8月 | フルモデルチェンジ予定(3代目) |
シエンタは、2022年8月に7年ぶりのフルモデルチェンジの発表・発売を控えています。
久しぶりのフルモデルチェンジのため、注目度はとても高く、新型が出るのなら、出るのを待ってから新しい方を購入しようと考える人が多くなります。
そのため、フルモデルチェンジの発表前後は、現行のシエンタは売りづらくなってしまいます。
ディーラーは、現行のシエンタの在庫があったり、現行のシエンタ専用オプション製品を抱えたりしている場合、売れ残らないように値引き額を大きくして販売することがあります。
決算期の3月と9月
車を販売するディーラーの多くは3月が決算月です。
そのため、決算期には販売台数を伸ばそうと決算セールやフェアを開催していることが多いのです。
ディーラーでは、販売台数目標があらかじめ決められており、1年間の販売台数が決まる決算月の3月には、1台でも多く買ってもらおうと値引きの交渉で好条件が出やすくなります。
しかし、3月の決算月の販売台数とするためには、3月末までに車を納車する必要があります。
納車はメーカーにオーダーしてから1か月半以上はかかりますので、余裕をもって2月には交渉をはじめましょう。
通常ではオーダー後に製造が始まりますが、決算期には、ディーラーが人気の車種を見込みで発注し、すでに何台が確保していることがありますので、3月に初めて商談をする場合でも、納車まで短期間となるケースもあります。
また、3月と同等の値引き額には届かないかもしれませんが、中間決算期である9月も同様に値下げの交渉がしやすい時期ですので狙い目です。
ボーナスや年末年始の時期も狙い目
一般企業ではボーナスの時期が7月と12月のことが多いため、その時期に合わせてボーナス商戦が6月と11月ごろから始まります。
夏は、子供たちの夏休みが始まるとレジャーやイベントが増えることで、購買意欲は下がる傾向にあると言われており、7月中旬ごろまでに契約したいと考えるディーラーが多いようです。
そのため、7月の上旬から値引き交渉を始めるとスムーズに進むと考えられます。
12月はボーナスが支給される月であり、世間では年末商戦の時期となりますので、ディーラーも販売台数の目標が高めに設定されています。
また、車は1月を基準として年式が上がるため、年を越してしまうと年式が古くなり、車の価値は低く評価されてしまいます。
すでに在庫車を抱えている場合、車の価値が下がる前に売り切りたいという思いもあり、歳末セールなどで大幅値引きをしていることもあるようです。
1月を迎えると初売りセールが開催されることが多いですが、その時に在庫車が残っていれば、さらに値引きをしてくれる可能性もあります。
初売りでは、在庫車以外にも、カーナビやETCなどのオプションをセットで購入すると格安になったり、クーポンや無料サービスの特典があったりしますので、オプションパーツを多めに購入しようと考えている方は、最適の購入時期と言えるでしょう。
シエンタのライバルはどの車?他の車と競合させる値下げ交渉
画像引用元:トヨタ公式ホームページ
シエンタのライバル車は、ホンダ・フリードです。
同じコンパクトミニバン同士を競合させて、値引き交渉することで、値引きの最大額が引き出しやすくなります。
シエンタとフリードで迷っているポイントを引き合いに出すことで、本気で車の購入を検討していることが営業マン伝わり、効果的な交渉になります。
そのとき迷っているポイントでよく比較されるのは、3列目シートの実用性です。
フリードの3列目シートはシエンタよりも圧倒的に評判がよく、使い勝手もよいと評価が高いのです。
シエンタの3列目シートは、フリードよりも評価は低い傾向にありますので、その点が気になっていることを伝えることで、値引きを引き出してみましょう。
車両価格はどのグレードでもシエンタよりフリードの方が高めになっていますので、フリードの見積もりを事前に取得し、ご自身の欲しいシエンタのグレードと競合させ、フリードよりも安く購入できるのであれば、シエンタがよいと考えていることを伝えるとスムーズに交渉がしやすくなります。
シエンタを販売するディーラー同士で競合させる
シエンタは、下記の5つの販売店で購入することができますが、法人は別々となっています。
- トヨタ店
- トヨペット店
- カローラ店
- ネッツ店
- トヨタモビリティ店
法人が別なので値引きの仕方もサービスも異なり、同じシエンタでも値引き額に差が生まれます。
それを利用し、複数の別会社のディーラーで見積もりをとって、値引き額の交渉をすることで、値引きの限界額を目指すことをおすすめします。
同じ会社の複数ディーラーで値引き交渉をし、見積もりをとってしまうと、会社内で情報が共有されてしまうことがあり、値下げをして回っている契約に繋がりにくい顧客であると思われてしまう可能性があります。
見積もりをとる際には、同じ法人でないか、店舗の名前を確認してからにしましょう。
見積もりは値引き額が少ないと言われている順に取得するのがよいので、トヨタ店→トヨペット店→カローラ店→ネッツ店→トヨタモビリティ店の順で回ると効果的です。
トヨタモビリティ店は、東京と神奈川の一部で展開されており、東京ではトヨタモビリティ店のみとなってしまうため、ディーラー同士の競合が難しくなっています。
しかし、その他の地域では、複数のディーラーが販売しているため、ディーラー同士の競合が可能です。
もし東京都に住んでいても、近隣の県まで出向き、他のディーラーで見積もりを取得して、トヨタモビリティ店で競合させることは可能です。
遠方まで行くことは大変ですが、値引き額は数十万円の差が出ることがありますので、別会社である複数のディーラーで値引き交渉をし見積もりをとることをおすすめします。
販売店オプションで値引き額の最大化をめざそう
車両本体の価格には、値引き額の限度がありますが、オプションでも値引きは可能です。
車を購入するときにオプションをまったく購入しない方は少ないと思います。
ご自身が購入しようと考えているオプションも、値引きの対象としてもらうことで値引きの最大額を引き出せますので、交渉してみましょう。
オプションは下記の2種類があります。
【オプションの種類】
オプション種別 | 内容 | 値引き率 |
メーカーオプション | 契約・受注後、車を製造する段階で取り付けるもの | 3〜7%程度 |
(例)純正ホイール・LEDランプパッケージ・エアバック・シートヒーター等 | ||
ディーラーオプション | 車両が完成したあと、ディーラーで取り付けるもの | 25〜35%程度 |
(例)エアロ・シートカバー・フロアマット・ドライブレコーダー等 |
メーカーオプションは車両本体の値引きと同じように限界があり、値引き率もあまり高くありません。
しかし、ディーラーオプションは、値引き率が高いため、必要なオプションをつける際は、値引きを交渉してみることをおすすめします。
特にカーナビやボディーコーティングは、値引き額が大きいと言われています。
取り付け費用を安くしてくれたり、安価なオプションをサービスでつけてくれたりするケースもあるようですので、交渉を有効に進めるため、これらの情報を活用してみてください。
本当に車を買うという意思表示をする
画像引用元:トヨタ公式ホームページ
購入を買う意思があることを営業マンに伝えることはとても重要です。
それは、買う気があるかわからない人に、値引きの最高額を提示することはないからです。
「なんとなく試乗車に乗りにきた」「プレゼントやサービスがあるというCMを見たからきてみた」という理由で、ディーラーに足を運ぶ人もよくいるため、営業マンは買う意思があるかを見極めて、商談に挑んでいます。
あまり購入する気がなさそうだと営業マンに思われてしまうと、契約につながらそうと判断され、値引きもあまりせずに商談を終了してしまう可能性があります。
「車の保険が切れるから再来月までには買い替えたい」「予定があるので来月までには買いたい」など、具体的な理由を話すことで、営業マンに本気で購入する意思を伝えつつ、値引き交渉をすると値引きの最高額も引き出せる可能性が高まります。
契約目前!端数のカットや値引き以外での購入総額をおさえよう
商談の終盤では、値引き額も限界に近いところまできており、単純な値下げ交渉のみでは、交渉は難航してしまうこともあります。
値引きの限度に近づいたときは、1万円未満の端数カットや納車時のガソリン満タンのお願いなどが効果的です。
5千円未満であれば、あっさりカットしてもらえる可能性はとても高いです。
ガソリン満タンは値引きではありませんが、車を乗るには必ず必要なものですので、数千円の削減になります。
「あと2万円値引きしてくれたら予算内になんとかおさまるので買えるのですが、、、」など、具体的に値引きして欲しい金額を言うことで、営業マンから「値引きは難しいですが、オプションの取り付け費用をサービスすることではいかがでしょうか」などの代替え案が提示されることもあります。
無理のない範囲で、ぜひお願いしてみましょう。
値引きが厳しいならオプションサービスも
ディーラーオプションは、ディーラーが赤字にならない範囲で値引きをしてくれますが、オプション品そのものが安価であったり、たくさん在庫を抱えているために大幅にサービスをしてくれたりすることがあります。
安価で必要なものの代表であるサイドバイザーは、交渉によっては無料サービスになることも。
他にも、純正でおすすめのフロアマットやラゲージトレイで、大幅値引きがあったということもあるようです。
他にも作業にかかる費用が高いボディーコーティングやカーフィルムなどは、利益率が高いオプションですので、必要に応じて値引きをお願いしてみるのもよいでしょう。
特にフルモデルチェンジが近い場合は、オプションの在庫も売ってしまおうと値引き額が大きくなる傾向が強くなっています。
シエンタは2022年8月にフルモデルチェンジの発表予定がありますので、ディーラーオプションの値引き交渉を積極的にしてみるとよい結果に繋がるかもしれません。
お得な展示車・試乗車を狙う
シエンタはもうすぐフルモデルチェンジがありますので、展示車と試乗車ともに入れ替えることが予測されます。
フルモデルチェンジ後の新型シエンタが展示され、試乗できるころには、旧型シエンタがまだ残っている可能性があります。
ディーラーにとって売れ残ってしまっている車は大幅な値引きをしてでも買って欲しい車のため、値引きの最大額を上回る可能性があるチャンスです。
展示車はナンバー登録がされていないため新車の扱いとなりますが、ボディーカラーやメーカーオプションは、すでに完成している車のため変更はできません。
しかし、人気のオプションが装備されていたり、グレードの高い車であることが多いのです。
試乗車はすでに公道を走っていますので中古車の扱いとなりますが、展示車よりももっと安くなる可能性があります。
あまりこだわりがなく、よい車を安く買うことが最大の目標である場合は、ぜひ営業マンに確認してみてください。
在庫車とキャンセル車も狙い目
値引きがしやすい時期に、あらかじめディーラーが見込み発注をして、納車まで時間がかからないよう確保している在庫車は、売れ残ってしまった場合、さらに値引きをしてくれることがあります。
見込んでいた台数が販売できなかった場合、セールやフェアの直後に聞いてみると残っているかもしれませんので、確認してみるとよいでしょう。
また、一度契約をして製造までしたけれど、キャンセルされてしまったというケースもあります。
すでに製造をしてしまっているので、キャンセル車も販売されますが、グレードや装備、ボディーカラーが選べませんので、すべてが希望通りとはならないですが、値引き額が大きくなる傾向がありますので、こだわりがあまりない場合は、ディーラーで確認してみましょう。
オプションは社外品で代用可能
車を購入するときに付けるオプションで多いのがカーナビやETC。
最近ではドライブレコーダーを装備することも多くなっています。
しかし、それらを全て純正のオプションにすると、とても高い金額になってしまいます。
特にカーナビは、社外品と比べると10万円以上の差が生じることもしばしば。
スマホでもナビが可能な今、必要でないものは削ったり、社外品にしたりする方がお得になります。
メーカーオプションやディーラーオプションのメリットは、車に合わせたオプションなので、ピッタリに装着できてデザイン性が統一されていたり、各機器と連動でき、ハンドルの近くで操作ができたりと利便性が高いことが挙げられます。
社外品にすると、安いものも高いものもありますが、豊富な商品から自分好みのものを選ぶことができ、取り付けが安易なものは自分で取り付けたり、社外品で安く購入したものをディーラーで取り付けてもらうということもできます。
シエンタにはいろいろなオプションがありますが、社外品を代用することで、購入価格の全体を抑えられますので、ぜひ検討してみてください。
買取りと下取りはどっちがお得?見積もりで比較してみよう
画像引用元:トヨタ公式ホームページ
買取りは買取業者に車を売却し現金化しますが、下取りは次に買う車の購入金額の一部になります。
下取りは、現金のやりとりもなく、ディーラーがすべて手続きをおこなってくれることが多いため、ほとんど手間がかかりません。
しかし、下取りは買取りより安いと言われているため、買取りをしてもらった方がいいのか悩む人も多いのではないでしょうか。
ディーラーによる下取りは、買取りの査定基準と異なっているため差が生まれてやすくなっています。
下取りの査定は、市場の需要や人気などはさほど考慮されず、年式や走行距離などの情報をもとに査定金額を算出してますが、買取りは、オークションに出品後に利益を出すことをもっとも重要としているため、国内外の需要や人気、希少価値なども考慮されるのです。
そのため、下取りと買取りにかなりの差が出てしまうという現象がおきるのです。
ディーラーで下取りの金額を出してもらう前に、複数の買取り業者から見積もりを取り、今乗っている車がどれくらいの市場価値があるのか、まずは確認してみましょう。
買取りの見積もり金額をディーラーに提示することで、下取りをしてもディーラーが損をしない金額まで下取り額をアップしてくれることが見込まれます。
まとめ
トヨタ・シエンタは、長年人気のあるコンパクトミニバンで、リセールバリューも高い車です。
安全性能が高いことはもちろん、3列シートに加えて、5人乗りの2列シート車も展開しており、車内もさまざまな使い方ができるため、小さなお子さんがいるご家族からアウトドア好きな人まで幅広い層で人気があり、いろいろなシーンで大活躍できます。
そんなシエンタは、2022年8月にフルモデルチェンジが発表されることが決まっていて、今まさに買い時なのです。
本記事でご紹介した値引き相場や交渉術を使えば、大幅に購入価格を抑えて購入することができるかもしれません。
ご紹介した内容を試していただくことで、値引きを最大額まで引き出すだけではなく、シエンタの購入総額を限界まで安くすることも可能になってきます。
シエンタを安く買いたいと思っている方は、ぜひ参考になさってください。