【2022年】日産セレナの値引き目標と最大額を引き出すための交渉術

日産・セレナは、1991年から30年以上の長い間、ファミリーカーとして大人気のミニバンです。

快適で圧倒的な車内空間の広さを誇るセレナは、使い勝手がよいのはもちろん、国内メーカーのミニバンでは、先進的な運転支援システムを搭載した最新鋭の車です。

家族や仲間とのドライプだけでなく、アウトドアやスポーツが趣味の人からも圧倒的人気のセレナ。

さまざまな人から支持されているセレナに1度は乗ってみたいと思う人もたくさんいるのではないでしょうか。

たくさんのグレードがあるセレナですが、ご自身の欲しいグレードはどれくらい安く買えるのか気になりませんか。

ここからは、セレナの購入を検討している方に、セレナを限界まで値引きしてもらうために必要な情報をまとめていきたいと思います。

セレナの購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

セレナの値引きはいくらまで?グレード別の車両値引き額をご紹介!

画像引用元:ニッサン公式ホームページ

現在5代目となるセレナ。

現行のセレナは、ガソリン車がなく、ハイブリッド車のみとなっています。

ハイブリッドには2種類のパワーユニットがあり、e-POWERと呼ばれるハイブリッドモデルの駆動方式は2WDのみで、S-HYBRIDでは2WDと4WDから選べます。

また、グレードは6種類あるため、とてもバリエーション豊かなラインナップです。

車両価格は、257万円台〜419万円台と150万円以上の幅があり、決して安くはない価格帯ですが、さまざまなグレードからご自身にピッタリのセレナがきっと見つかるはずです。

まずは、一般的な値引き率や口コミの情報を元に導き出した値引き相場と値引き最大額をセレナのグレードごとに、一覧表にしてみました。

グレード 駆動方式 乗車人数 車両価格 初回値引き額 平均値引き額 値引き最大額目標
e-POWER X 2WD 7人 2,997,500円 15〜25万円 36万円 40万円
e-POWER XV 2WD 7人 3,226,300 40万円 44万円
e-POWER XV (防水シート車) 2WD 7人 3,259,300 40万円 44万円
e-POWER ハイウェイスター 2WD 7人 3,293,300円 40万円 44万円
e-POWER ハイウェイスターV 2WD 7人 3,582,700円 42万円 46万円
e-POWER ハイウェイスターV(防水シート車) 2WD 7人 3,615,700円 45万円 50万円
 e-POWER ハイウェイスターV アーバンクロム 2WD 7人 3,665,200 42万円 47万円
e-POWER G 2WD 7人 3,473,800円 41万円 46万円
e-POWER ハイウェイスターG 2WD 7人 3,809,300円 45万円 49万円
e-POWER AUTECH 2WD 7名 3,911,600円 48万円 52万円
e-POWER AUTECH 2WD 7名 4,049,100円 50万円 54万円
e-POWER AUTECH 2WD 7名 4,192,100円 50万円 55万円
X 2WD 8人 2,576,200 32万円 36万円
X 4WD 8人 2,824,800円 34万円 40万円
X 2WD 8人 2,736,800円 34万円 40万円
XV 4WD 8人 2,985,400円 35万円 41万円
XV (防水シート車) 2WD 8人 2,769,800 34万円 42万円
XV (防水シート車) 4WD 8人 3,018,400円 37万円 45万円
G 2WD 8人 3,061,300円 37万円 44万円
G 4WD 8人 3,353,900円 40万円 47万円
ハイウェイスター 2WD 8人 2,758,800円 34万円 44万円
ハイウェイスター 4WD 8人 3,051,400円 38万円 43万円
ハイウェイスターV 2WD 8人 3,070,100 38万円 43万円
ハイウェイスターV 4WD 8人 3,335,200円 40万円 40万円
ハイウェイスターV(防水シート車) 2WD 8人 3,103,100 39万円 45万円
ハイウェイスターV(防水シート車) 4WD 8人 3,368,200円 40万円 45万円
ハイウェイスターV アーバンクロム 2WD 8人 3,125,100円 41万円 46万円
ハイウェイスターG 2WD 8人 3,311,000円 40万円 46万円
AUTECH 2WD 8名 3,225,200円 42万円 47万円
AUTECH Safety Package 2WD 8名 3,512,300円 43万円 48万円
AUTECH SPORTS SPEC 2WD 8名 3,682,800円 45万円 50万円

グレードが豊富な分、値引き率や値引き最大額もさまざまですが、現行のセレナ登場から6年経過していますので、値引き相場が最大化しつつある時期でもあります。

このチャンスを逃さないためにも、現在のセレナの値引き相場を知り、交渉で値引き最大額を引き出せるよう、ぜひ参考にしてください。

セレナの値引き最大額を狙う交渉術とは

車の購入はとても大きな買い物であるため、できる限り安く購入したいと思われる方がほとんどなのではないでしょうか。

セレナは高めの価格であることから、値引き額も大きくなる傾向があります。

最近では、商談で少し驚く値引き額で契約されていることもあるようですので、購入したいセレナが少し高額であっても、あきらめずに交渉してみることをおすすめします。

ここからは、セレナを可能な限り安く購入するために、最新の値引き相場を知り、値引きの最大額を引き出す交渉テクニックをご紹介させていただきます。

セレナの最大値引き額を把握する

グレード別の値引き額一覧表の通り、セレナの最大値引き額は40〜55万円程度となっています。

これらの値引き額の中身は、一体どのようになっているのでしょうか。

新型車や人気車種によっては、値引き率や値引き額があらかじめメーカーから通達されていたり、あまり値引きできなかったりするケースもありますが、セレナでは、車両本体価格の値引き率は、およそ10%が相場です。

また、車両本体以外であるオプションは、メーカーオプションとディーラーオプションに分かれており、メーカーオプションからはおよそ5%程度の値引きであることが多く、値引き額は少ない傾向があります。

しかし、ディーラーにとってもっとも利益になるディーラーオプションは、オプション合計金額の25〜35%の値引きが相場と言われています。

それでは、人気があるグレードのケースをみていきましょう。

■ハイウェイスターV(2WD)の場合

(割引率)

  • 車両本体:10%程度
  • メーカーオプション:5%程度
  • ディーラーオプション:25〜35%程度

(割引き前の価格)

3,070,200万円(車両本体)+44,000万円(メーカーオプション)+29,000万円(ディーラーオプション)=341万円

(割引き額)

300,000円(車両本体値引き)+2,000円(メーカーオプション値引き)+98,000円(ディーラーオプション値引き)=400,000円

(割引き額適用後の金額)

301万円

値引き後のイメージはつきましたでしょうか。

こうして見ると、数十万円の値引きは想像以上にインパクトがあります。

セレナを購入する際には、車両本体だけでなく、オプションやサービス、諸経費など支払い全体の金額をみながら値引き交渉をしてくことで、値引きの最大額を引き出せるチャンスが増えるのです。

他にも、下取りや買取、購入する時期を見極めることによって、さらなる割引き額アップが期待できます。

このように車の購入に役立つ情報をたくさん知り、商談で利用していきましょう。

値引きがしやすい時期を狙う

画像引用元:ニッサン公式ホームページ

車がお得に買える時期は年に数回あります。車の価格が安くなるというメリットだけでなく、値引きの交渉もしやすい時期なのです。

購入する時期が大事なのは値引きだけでなく、節税になるケースもあります。

コストを最小限に抑えたい方は、購入する時期を見極め、慎重に判断していきましょう。

値引きがしやすい時期は「決算期の3月と9月」「モデルチェンジ前後」「ボーナス期の7月と12月」がありますので、それぞれ値引き額が大きくなる買い時をチェックしてみましょう。

3月と9月の決算時期

決算月の3月であれば1年間、中間決算月の9月であれば半年間の販売台数が決まる時期です。

ディーラーは、年間の売り上げ目標や販売台数のノルマが設定されていますので、この時期は、少しでも売り上げを増やすために、決算フェアなどのキャンペーンをおこない、大幅な値下げやオプションサービスなどをしていることが多いのです。

セールスマンは、販売台数によって奨励金が出たり、ボーナスに影響したりするため、一台でも多く販売しようと頑張っていますので、このチャンスを逃さず値引き交渉をしてみましょう。

年間でも1番の販売台数を誇る年度末の3月は、値引き相場よりも値引き幅が大きくなる傾向があります。

2月からキャンペーンをおこなっているディーラーが多く、オプションサービスや契約特典、アフターサービスの拡充など、トータルコストで見極めるとお得にセレナを購入できる可能性大です。

モデルチェンジ前後

モデルチェンジが発表されると、車の値引き額に影響があると言われているのはご存知でしょうか。

車のモデルチェンジといっても、「フルモデルチェンジ」と「マイナーチェンジ」の2種があります。

フルモデルチェンジは、車の外観(デザイン)や性能、さまざまな機能が一気に変更され、同じ車種とは思えないくらい変わるケースもあります。

マイナーチェンジは、現行モデルの一部機能や性能を改良したりと改善を目的とすることが多いです。

まずは、セレナのモデルチェンジがどのようにおこなわれてきたのかを見てみましょう。

時期 内容
1991年6月 初代セレナ販売開始
1992年1月 特別仕様車発表
1992年6月 一部改良
1993年1月 特別仕様車発表
1994年1月 特別仕様車発表
1994年5月 マイナーチェンジ(一部改良)
1994年10月 特別仕様車再販売
1995年8月 一部改良
1996年9月 特別仕様車発表
1997年1月 マイナーチェンジ(一部改良)
1997年9月 特別仕様車発表
1998年1月 一部改良
1999年6月 フルモデルチェンジ(2代目)
1999年12月 特別仕様車発表
2000年6月 一部改良
2000年12月 特別仕様車発表
2001年5月 特別仕様車発表
2001年12月 マイナーチェンジ(一部改良)
2002年5月 グレード追加
2002年10月 50万台達成記念車発売
2003年5月 特別仕様車発表
2003年10月 一部改良
2004年4月 仕様変更
2004年12月 特別仕様車発表
2005年5月 フルモデルチェンジ(3代目)
2005年12月 一部改良
2006年6月 グレード再設定
2006年12月 特別仕様車発表
2007年12月 マイナーチェンジ(一部改良)
2008年5月 特別仕様車発表
2008年12月 グレード追加
2009年9月 特別仕様車発表
2010年4月 100万台達成記念車発売
2010年11月 フルモデルチェンジ(4代目)
2011年2月 特別仕様車発表
2011年9〜12月 特別仕様車発表
2012年8月 一部改良
2012年11月 特別仕様車発表
2013年6月 特別仕様車発表
2013年12月 マイナーチェンジ(一部改良)
2014年5月 特別仕様車発表
2014年10月 特別仕様車発表
2015年7月 特別仕様車発表
2015年11月 一部改良
2016年8月 フルモデルチェンジ(5代目)
2016年11月 25周年記念特別仕様車発売
2017年5月 特別仕様車発表
2017年11月 グレード追加
2018年1月 カスタムカー追加
2018年2月 e-POWERを発表
2018年8月 一部改良
2019年1月 グレード追加
2019年8月 マイナーチェンジ(一部改良、グレード拡充)
2019年10月 マイナーチェンジ(一部改良)
2020年8月 一部改良
2020年12月 特別仕様車発表
2021年11月 特別仕様車発表

セレナは2023年にフルモデルチェンジが予定されていますが、この時期には値引き額が大きくなるのでしょうか。

これからセレナを購入したいと思っている場合、新モデルが出るとすでに発表されていれば、あえて旧モデルを購入することはせずに、新モデルの発表を待つ方が多数だと思います。

しかし、フルモデルチェンジ後は、旧モデルから刷新されていますので、リコールがかかるというリスクもあるのです。

中には、改善がされた後の車の方が、故障が少なく完成度が高いため、マイナーチェンジ後に狙いを定めている人もいます。

このように、どちらのモデルチェンジでも新モデルは人気が出ます

つまり、モデルチェンジが発表されると、旧モデルは売りづらく、安くなりやすい傾向があるのです。

それぞれの値引き額は、車両本体価格によって前後しますが、フルモデルチェンジではおおよそ10万円前後、マイナーチェンジでは数万円程度の値引きが加算されると言われています。

モデルチェンジが発表されると、ディーラーが在庫一掃セールのキャンペーンをおこなうことがありますので、旧モデルでも安くなるのであれば買いたい!と思っている方は、こまめに情報をチェックし、モデルチェンジ時期にもっとお得にセレナを購入できるチャンスを狙いましょう。

ボーナス商戦

ボーナス期の7月と12月は、ディーラーが特別な値引きやオプションサービス、低金利キャンペーンなどのボーナスフェアを展開していることが多い時期です。

このボーナス商戦にむけて、自動車メーカーは事前に人気モデルやモデルチェンジ間近のモデルなどにオプション装備をつけて、車両本体価格をお得にした特別仕様車を発売することもしばしばあります。

さまざまな特典がついてくることもあって、値引き以外の部分で良いサービスが受けられる可能性も高い時期なのです。

モデルチェンジ前後や決算期も、もちろん値引きしやすい時期ですが、そのときに購入できる資金が必ずあるとは限りません。

値引き以外のお得な要素も欲しい、頭金としてボーナスを使おうと思っている人は、この機会を狙うとよいでしょう。

特に12月のボーナス期は、ディーラーの販売台数目標も多めに設定されていますので、値引きも積極的に応じてくれます

キャンペーンの内容は、そのときどきによって異なりますので、情報のアンテナをはって購入するタイミングも見極めましょう。

ライバル車と競合させる

画像引用元:ニッサン公式ホームページ

商談のときによく使われる交渉術として、ライバル車を引き合いに出して値引きをしてもらうという方法があります。

似たような機能や形状の車が他メーカーにも存在しており、シェア競争が激しいため、自社の車を買ってくれる顧客を一人でも多く獲得したいと各メーカーは考えているので、ライバル車と競合は有効な手段なのです。

ライバル車は、同じサイズの車で同じ排気量、似たような機能が装備されている車が対象となります。

セレナと同じようにミドルサイズのミニバンで排気量は2,000ccクラス車で該当するのは、トヨタ・ノア/ヴォクシー、ホンダ・ステップワゴンが考えられます。

また、セレナのAUTECHを購入予定であれば、トヨタ・エスクァイアをライバル車とすると競合が高まります。

これらのライバル車と競合させる場合は、セレナでは、S-HYBRIDであればガソリン車と、e-POWERであればハイブリッドと競合させる必要があります。

車のサイズも価格も機能も違う車を引き合いに出しても、交渉材料にはなりませんので、同じサイズ、似たようなグレードで競合させるのがポイントです。

このように事前にライバル車をチェックし、競合しているポイントをおさえ、交渉時に価格で勝負してもらえるように交渉してみましょう。

セレナ同士で競合させる

セレナの場合、e-POWERというセレナ独自のシステムを持っており、このシステム自体の人気も高いため、他の車種に比べて競合車は少ないといえます。

そのため、同じセレナを販売する系列店同士を競合させる方法が、値引きの交渉に適していると言えるでしょう。

しかしこの方法は、気をつけなければならないポイントがあります。

ディーラー同士を競合させる場合は、経営する法人が異なるディーラー同士を値引き競争をさせる必要があるのです。

なぜなら、経営会社が同じである場合、商談をしている顧客の情報を共有しているケースがあり、他店での商談内容がわかってしまう可能性があるからです。

いろいろなディーラーで見積もりを取っているけれど、本当にここで購入してくれる意思があるのだろうか、他店の見積もりで無理な値引きをしてくるのではないか、などセールスマンから牽制されてしまい、値引き交渉がスムーズにいかない可能性もあります。

ですので、ディーラーに行く前に、どのようなディーラーがあるのか日産のホームページで調べてみるとよいでしょう。

以下は東京都と神奈川県のディーラーの例です。

【東京都】

  • 日産自動車販売株式会社
  • 日産東京販売株式会社

【神奈川県】

  • 神奈川日産自動車株式会社
  • 株式会社日産サティオ湘南
  • 日産プリンス神奈川販売株式会社

このように、日産車を販売しているディーラーがいくつかあることがわかると思います。

都道府県によって販売している会社が異なるケースがありますが、会社名の異なるディーラー同士で競合させるようにしましょう。

セレナは、日産車を販売する全てのディーラーで購入することが可能です。

セレナを販売しているディーラーのうち、一番安くしてくれるところから買うというシンプルな手法で値引きの最大額を狙いましょう。

ディーラーオプションで値引き額アップを狙う

画像引用元:ニッサン公式ホームページ

車を購入する際の値引き交渉は、基本が車本体の値引きですが、オプション値引きも車をなるべく安く購入するには有効な手段です。

セレナの場合、セーフティーパックなどの安全装備が含まれるオプションやハンズフリーオートスライドドアなどのメーカーオプションは、値引きはほとんどされません。

それは、車両本体の値引き分に含まれてしまうためで、メーカーオプションの値引き交渉をしても5%程度が限界といわれています。

しかし、ディーラーオプションは、すべてディーラーの売り上げとなりますので、値引き交渉に応じてくれることが多いのです。

事前にカタログなどでセレナのディーラーオプションを調べておき、購入したいオプションをある程度絞っておくと、商談のときに余裕を持って交渉ができるでしょう。

セレナでは、フロアマットやプラスチックバイザーが人気ですので、ぜひチェックしてみてください。

購入予定のディーラーオプションは、最初にセールスマンに言わず、値引き交渉の材料として使ってみるのも1つの手です。

また、ディーラーオプション自体の値引きではなく、取り付け工賃をサービスしてもらったり、オプションを取り付ける代わりに、車両本体の値引きをもう少ししてもらえるよう交渉する方法も試してみてはいかがでしょうか。

セールスマンとの信頼関係を築き、購入の本気度をみせる

キャンペーンや値引き交渉の情報を熟知しているお客さんから、値引き額にあまり無理がなく、対等な関係で値引き交渉をされると、このお客さんわかってるな!と思われるようです。

セールスマンは、車を購入したあとのお付き合いのことも考えていますので「この人に車を売りたい!」とセールスマンに思わせれば、値引きの交渉もスムーズにいく傾向があります。

逆に、買ってやるんだ!というような上から目線の横柄な態度で交渉されるお客さんには、あまり値引きしようとは思わないようです。

セレナが欲しい理由やどのように使いたいかなど、値引きに関すること以外の話も交えて、セールスマンと信頼関係を築いたり、気持ちの良い交渉を心がけることで、最後の最後で大幅な値引きやアフターサービスなど、受けられる可能性も高まります。

まずは、気持ちのよい商談を心がけ、セレナを買う目的やいつまでに欲しいかなどの意思を誠実に話すことで、セールスマンの本気の値引き額を引き出せる可能性がグンと高まります

値引き最大額まであと少し!タッグでの交渉や端数カットをお願いしてみよう

もうこれ以上の値引きは難しそう、という商談の終盤になったときに有効な値引きの交渉テクニックがあります。

もし、家族でディーラーにきているのであれば、ご自身以外の人に悪役になってもらい、「どうしても私はこの車がいいんですけど、お金を出すのは妻(夫)なので、、、」と少しプレッシャーをかけると、値引きの限界額を超えたり、サービスをつけてくれたりする可能性がでてきます。

「あと3万円安くしてもらえれば買えるのですが、、、」など、具体的な金額を提示することで、値引きは難しくても、セールスマンから「3万円の値引きは難しいですが、オプションサービスではどうでしょうか」と妥協案が出されることも期待できます。

他にも、支払い総額のうち、1万円以下の端数をカットしてもらえないかお願いしてみるのも有効です。

5千円未満であれば、カットしてもらえるケースがほとんどのようですので、ぜひお願いしてみましょう!

契約直前!値引き以外で購入価格を抑えよう

ディーラーにとって赤字にならない範囲で値引きしているため、値引きの限界は必ずあります。

ディーラーオプションの無料サービスで、実質値引きをしてもらったのと同等になるようにする方法の他にも、ディーラーオプションにせず、市販品を代用することで、全体の購入総額が抑えられるという方法もあります。

また、車庫証明をサービスでとってもらったり、納車時にガソリン満タンにしてもらったり、数千円の値引きに相当することもありますので、契約する前、最後に交渉してみましょう。

値引きが厳しいならオプションサービスも

画像引用元:ニッサン公式ホームページ

値引きが難しい感じたときは、オプションの値引きやサービスをお願いしてみましょう。

オプションで値引きが有効なのは、ディーラーオプションです。

それぞれのディーラーが独自で用意しているオプションは、ホイール・フロアマット・ドアバイザー・カーナビ・エアロパーツなど多数あります。

契約時だけでなく、後からでも取り付けられるのが特徴です。

ディーラーオプションは、25〜35%程度の値引きが可能と言われており、ディーラーは値引きをした分は損をしますが、メーカーに迷惑がかかったりすることはないため、独断で値引き額を決めることができるため、大幅な値引きも期待できます。

安価なオプションであれば無料でつけてくれる場合もありますし、工賃がほとんどでオプション本体代はほとんとかからないボディーコーティングなども、かなり値引きしてもらえることがあります。

ディーラーオプションを数個つける話をしておき、後から「これとこれもつけるから、値引きしてもらえますか?」という交渉方法もありますので、ぜひお試しください。

お得な展示車・試乗車を狙う

ディーラーに置いてある展示車を見たことがある人は多いと思いますが、ナンバーが取り付けられておらず、未登録の車であり、ディーラーが事前に製造しキープしている在庫車と同じ扱いになります。

新車と同様ですが、現品なので、通常の新車よりも安く販売していることがあります。

また、残ってしまいなかなか売れなかった展示車は、さらに値引き額が大きくなる可能性があります。

他にも、展示していた車なので、傷がついている可能性もあります。

購入を検討する場合は、傷やへこみ、汚れなどをよく確認した方がよいでしょう。

展示車はもうすでに完成してしまっているので、ボディカラーやグレード、メーカーオプションは選ぶことができません。

しかし、人気がある上位グレードでオプションがついていることがほとんどですので、通常の新車よりも少しでも安く購入したい場合は、検討をおすすめします。

また、試乗車もディーラーに置いてある車ですが、試乗車は公道を走るため、すでに登録されておりナンバーもついています。

展示車とは異なり、中古車扱いとなってしまいますので、注意が必要です。

しかし、走行距離が少なく、新車とほぼ変わらないものがほとんどです。

モデルチェンジのタイミングで、試乗車は中古車として販売することが多いですので、試乗車も検討してみてはいかがでしょうか。

お得な在庫車もチェックしてみよう

日産の車の中でも売れ筋の車種は、展示用や販売の機会を損失しないため見込み発注などで車をある程度ストックしてあります。

これらが在庫車と呼ばれる車で、ディーラーがキープしている車です。

セレナはとても人気の高い車なので、在庫車も売れる傾向にはありますが、販売できなければディーラーの損失になってしまうため、在庫車は全て売り切ってしまおうと値引き額が大きくなる可能性が高くなります

モデルチェンジの発表後、特に旧型の在庫車はディーラーにとって売れ残ってしまっては困るもの。

ディーラーは、できるだけ早めに販売したいと考えていますので、旧型でも問題ないという場合は、在庫車の購入も検討していることを伝えると、値引きの最大額を超えてくる可能性も高まります。

オプションは社外品で代用可能

ディーラーオプションは社外品に比べて高価格になっていますが、車種に合う形状をしていたり、デジタル製品であれば、さまざまなオプションを連動させることができたり、メリットはたくさんあります。

ディーラーオプションのフロアマットやドアバイザー、ETCは、車種に合わせたサイズのためピッタリしているので使い勝手はよく、価格は高いですが、長い間快適に使用できるものと考えればメリットもあります。

社外品よりも数万円高いこともありますので、高価であることはデメリットとなりますが、交渉次第では取り付け工賃を割り引いたり、サービスしてくれる可能性もあります。

ディーラーオプションをつける際には、購入価格全体から値引き額を増やしていくことを狙っていきましょう。

ディーラーオプションよりも安く購入できる社外品では、カーナビやバックモニター、ドライブレコーダーなどがあり、種類も価格帯もさまざまで、選択肢がたくさんあることがメリットです。

しかし、ハンドルの操作ボタンと連動できなかったり、ETCの情報が連携できなかったり、フロントモニターとバックモニターの両方を表示することができなかったりすることがあり、使い勝手があまりよくないケースもあることが、デメリットになります。

メリットとデメリットはありますが、妥協できる点を見つけたり、市販品で代用できそうオプションも比較し検討することで、納得のいくものをお得に購入しましょう。

ディーラーの下取りと買取りの違いは?

ディーラーの下取りは価格が安く、別の買取業者に買い取ってもらった方が高くなる傾向があると言われています。

買取りが高くなりやすい理由としては、中古車として販売した場合に高く売れるかどうかという視点が入っているためです。

ディーラーの評価基準にはならない装備がついていた場合、その車と装備の需要があれば売れると判断され、プラスの査定がつき価格が高くなることもあるのです。

下取りは、車の買い替えをするときにしか利用できませんが、新しい車の購入とともにディーラーが引き取ってくれるので、手間と時間がかからないことがメリットとなります。

また、古い車やあまり人気のない車の場合は、あまり売れないため、下取りよりも買取りの方が安くなることもあります。

まずは、買取業者で複数見積もりをとり、高額査定がでるか確認してから、ディーラーで下取りの価格を出してもらいましょう

まとめ

日産・セレナの値引き最大額を引き出すポイントをご紹介いたしましたがいかがでしょうか。

セールスマンが値引きをしなくても売れてしまう大人気のミドルサイズミニバン・セレナは、値引き交渉は常に難航することが予想される車です。

トヨタ・ノア/ヴォクシーは2022年1月、5月にはホンダ・ステップワゴンがフルモデルチェンジしたばかりで、セレナは2022年末から2023年にかけて、フルモデルチェンジが予定されていますので、フルモデルチェンジ前の今、値引きは最大額を更新することが予測されます。

本記事の交渉術やテクニックを事前に知っておき、駆使することで限界の値引き額を引き出すことも可能ですので、ぜひチャレンジしてみてください!

セレナの値引き交渉の口コミ・体験談一覧