【2022年】トヨタアクアの値引き目標と最大額を引き出すための交渉術

初のハイブリッド専用コンパクトカーとして2011年に登場したアクア。

広い車内空間と世界トップレベルの燃費性能を特徴としたトヨタが誇る人気の車です。

2021年の夏、約10年ぶりのフルモデルチェンジでさらにパワーアップ。

ハイレベルな最新技術が詰め込まれたアクアは、同じハイブリットカーであるプリウスと比べて、低コストであることも嬉しいポイントです。

そんなアクアを新車で購入する場合、どれくらいの値引きをしてもらえるのでしょうか。

安く購入するために抑えておきたい値引き情報や相場、交渉術を徹底的に解説していきたいと思います。

アクアの値引きはいくらまで?グレード別の車両値引き額をご紹介!

画像引用元:トヨタ公式ホームページ

常に販売台数ランキングの上位にランクインするほど大人気のアクアは4種類のグレードが用意されており、全てのグレードで駆動方式を選ぶことが可能です。

車両価格は198万円台〜259万円台まであり、ハイブリッドカーでありながら200万円前後の低価格なグレードもあり、購入しやすい価格帯となっています。

アクアは人気車種ということもあり、新型アクアになってから値引き相場は厳しい状態が続いていましたが、ようやく緩くなってきました。

車を購入する際の一般的な値引き率や最新の口コミ情報も踏まえ、アクアの値引き相場をグレード別に表してみました。

グレード 駆動方式 乗車人数 車両価格 初回値引き額 平均値引き額 限界値引き目標
アクア B
(エントリーモデル)
2WD 5名 1,980,000円 5〜10万円 12〜20万円 23万円程度
アクア B
E-Four
4WD 5名 2,178,000円 25万円程度
アクア X 2WD 5名 2,090,000円 24万円程度
アクア X
E-Four
4WD 5名 2,288,000円 26万円程度
アクア G 2WD 5名 2,230,000円 27万円程度
アクア G
E-Four
4WD 5名 2,428,000円 29万円程度
アクア Z 2WD 5名 2,400,000円 28万円程度
アクア Z
E-Four
4WD 5名 2,598,000円 30万円程度

車両価格はグレードにより60万円程度の差がありますが、検討されているグレードの値引き額はいくらでしたでしょうか。

車両価格が上がれば、値引き額が上がっている傾向がありますが、もともと車としては低価格帯ということもあり、値引きが少なく感じるかもしれません。

しかし、値引き額は商談での交渉によっても変わってきます。値下げの最大額を狙って、交渉を有利に進められるようぜひ参考にしてください。

アクアの値引き最大額を狙う交渉術とは

値引きの交渉をするとしないとでは、購入価格はどれくらいの差が出るでしょうか。

車種やグレード、時期にもよりますが、数万円〜数十万円の差が出てくるということもあるのです。

それほど値引き交渉はとても重要になります。

車の購入は、日常的に値引きがおこなわれており、値引きしてもらうことは一般的です。

商談や値引き交渉というキーワードを聞くとハードルが高そうで難しそうと感じる人がいるかもしれませんが、値引きの相場を知り、値引きをしてもらうための方法を知っていれば、値引きの最大額を引き出すことは可能です。

ここからは、人気の車アクアを最大限に割り引いてもらう具体的なテクニックをご紹介します。

アクアの最大値引き額を把握する

画像引用元:トヨタ公式ホームページ

最大限の値引きを実現させるためには、購入したい車の値引きの限度額や相場を把握しておくことが、とても大切になります。

車の値引きはどのように決まるのか、仕組みを理解してポイントを抑えましょう。

新車の価格は一般的に、原価がおよそ60%、20%がメーカー(アクアの場合はトヨタ)、残りの20%は、ディーラーの利益になると言われています。

車種やメーカーによってある程度の差はあるものの、基本的に車の価格は、メーカーとディーラー間で決められた金額があり、それを変更することはできません。

そのため、ディーラーの利益の中から、赤字にならない値引き額を決定しているのです。

このことから、車の値引きは、車両本体価格のおよそ10%前後が限界と考えられています。

車が完成したあとに後付けができないメーカーオプションも、値引き率はほとんど決まっており、アクアでは5%前後と言われています。

では、もっと値引きをしてもらうにはどうすればよいのでしょうか。

それは、車両本体ではなく、ディーラーの有料オプションを購入することで、ディーラーに入る利益を上げ、値引き額を増やしてもらえることを期待できるようになります。

車を購入するときは、さまざまな付属品やサービスをつけることがほとんどですので、購入する全体の金額から値引きの最大額を割り出してみてください。

また、購入時期によっては、さらに値引きがある場合もあるため、最新の情報をチェックすることも重要となります。

値引きがしやすい時期を狙う

一般の百貨店やストアでセールや割引率が高くなる時期があるように、車にも値引き率を高くしてもらえる時期が存在します。

車は高額であるため、時期を狙って購入することは難しいこともあるかもしれませんが、できる限り値引きをしてもらうには、時期を見定めることも大切です。

ディーラーでは、「モデルチェンジ前後」「ボーナス時期(7月・12月)」「決算時期直前(3月・9月)」の3つの時期は値引き率が上がる傾向にあります。

この時期には、ディーラーにとっても利益をあげたい時期ですので、タイミングを狙って値引きの最大額を引き出しましょう。

モデルチェンジ前後

車のモデルチェンジが発表されると新モデルが注目され需要が高まり、旧モデルは売れなくなる傾向があります。

数年に1度のペースで、モデルチェンジがおこなわれますので、新モデルが発売となる直前に売れづらくなった旧モデルを購入したり、すでに在庫としてあるなかなか売れない旧モデルを購入することで、値引き率がさらに高くなるということもあります。

では、アクアはいつごろモデルチェンジがおこなわれるのでしょうか。

アクアの歴史を見ていきましょう。

時期 内容
2011年12月 初代アクア登場
2013年5月 一部改良
2013年11月 一部改良、グレード追加
2014年12月 マイナーチェンジ(一部改良、グレード追加)
2015年11月 一部改良、特別仕様車発表
2016年5月 特別仕様車発表
2017年6月 マイナーチェンジ(一部改良)
2017年11月 特別仕様車発表、グレード追加
2018年4月 一部改良
2018年9月 特別仕様車発表
2018年12月 後付け踏み間違い加速システム発表
2019年7月 特別仕様車発表
2019年10月 特別仕様車発表
2020年6月 特別仕様車発表
2020年8月 一部改良
20021年7月 フルモデルチェンジ(2代目)

アクアは2021年の夏にフルモデルチェンジをしており、すでに2代目の新型アクアが誕生しています。そのため、しばらくフルモデルチェンジはないでしょう。

しかし、すでに1年ほど経過していますので、次のマイナーモデルチェンジが近いうちにあるかもしれません。メーカーの最新情報をチェックし、次のモデルチェンジに狙いを定めるのもひとつの手です。

新モデルの発表があったとしても、旧モデルが悪いわけではありません。

最新型のモデルにこだわらず、購入金額を最小限でおさえたい場合は、ぜひ検討してみてください。

ボーナス時期

企業に勤める会社員は、7月と12月にボーナスを支給されることが多いため、この時期を狙ってボーナス商戦がおこなわれ、さまざまなディーラーがセールを開催する時期です。

ボーナスは大きな金額が一気に入ってくるため、普段買えないものを買おうと計画をしていたり、一部を大きな買い物の頭金として検討する人が増えます。

気持ちもお財布も余裕が生まれるこの時期は、ディーラーにとって契約をしてもらおうと気合の入る時期でもあります。

いろいろなメーカーがセールを開催し、各ディーラーが競って値引きをしますので、値引きの最大額を大きく狙えるチャンスです。

この時期にアクアの相見積もりをとり、商談時に本気で購入を検討していることをアピールすることで、さらに値下げを期待できます。

3月と9月の決算時期

ディーラーでは販売台数のノルマが存在することをご存知でしょうか。

月末を区切りとして、毎月決められた販売台数の契約をすることをセールスマンは求められています。

決算期である3月と9月は、よい業績を株主に提示しようと、1台でも多く販売するためセールスマンも必死になります。

特に年度末である3月は、1年の中で1番売れやすく、さまざまなディーラーで2月中旬あたりからキャンペーンを展開しています

特に週末などは、値引き額の最終決定権を持つ立場の店長や所長のいるケースがほとんどですので、そのタイミングを狙って交渉をしてみてはいかがでしょうか。

キャンペーンはオプションのサービスや低金利ローン、アフターサービス特典など、内容はさまざまですので、値引きだけでなくお得に車を購入できるチャンスでもあるのです。

ライバル車と競合させる

画像引用元:トヨタ公式ホームページ

アクアの値引き最大額をスムーズに引き出すたの方法として、ライバル車と競合させるのという手法もあります。

アクアの他メーカーのライバル車は、ホンダ・フィットハイブリッド、日産・ノートe-POWER、マツダ・MAZDA2などがあるので、相見積もりをとっておき、アクアの値引き交渉の材料として利用します。

ただし、事前にとっておいた複数のライバル車の見積もりをそのまま出したり、もっと安くしてくれる車種に乗り換えるかもしれないと強気に値引き交渉をすると、セールスマンに悪い印象を与えてしまい、かえって値引き交渉がうまくいかない可能性があります。

本命はアクアであり本気で購入をしたいのだけれど、ライバル車にもよい部分があり、どっちにしようか迷っている、と迷っている部分を具体的に示すことで、セールスマンはに本気で購入を検討していることが伝わり、値引き交渉を前向きに検討してくれることが期待できます。

セールスマンから「この人にぜひ買ってもらいたい」と見られることで、商談をこちらのペースにすることができ、「値引きをがんばれば買ってくれるかもしれない」という流れに持っていくことで、有利に交渉が進むでしょう。

アクア同士で競合させる

アクアは新車販売台数が常にトップであるほど、とても人気の高い車です。

そこまで値引きしなくても売れると思っているディーラーも少なくありません。

特に、値引きがしやすい時期にライバル車の競合も入れて交渉をしていると、値引き相場あたりの金額から値引き交渉が難しくなってくることがあります。

また、他のライバル車には目もくれず、アクアしか買わないということがわかってしまうと、値引き額もそこそこに交渉を打ち切られてしまう可能性もあります。

では、アクアの値引きの最大額まで持っていく方法は何があるのでしょうか。

それは、経営元が異なるディーラー同士で競合させる方法です。

トヨタの車は、5つあるトヨタのディーラーで購入することができます。

しかし、東京では全てのトヨタのディーラーは「トヨタモビリティ」に統合されてしまったため、競合は難しくなってしまいました。

その他の地域では、経営元の異なる4つのディーラーがありますので「トヨタ」「トヨペット」「カローラ」「ネッツ」の値引きが難しい順に見積もりをとるとよいでしょう。

こうすることで、値引き交渉を進めながら最後にとった見積もりは、値引き最大額にかなり近くなっているはずです。

ディーラーオプションで値引き額アップを狙う

画像引用元:トヨタ公式ホームページ

車の付属として有料のオプションは2種類あり、メーカーオプションとディーラーオプションがあります。

値引きの限界が設けられているのは車両本体という話をしましたが、造時に取り付けるメーカーオプションも同じように値引き額には限界があります。

アクアは人気車種であり、低コストの車であることから、およそ5%前後の値引きにとどまり、大幅な値下げは期待できません。

しかし、製造後にディーラーで取り付けが可能なディーラーオプションは、ディーラー側の裁量で大幅な値引きが可能なのです。

それは、オプション価格の20〜25%がディーラーの利益になると言われているためで、そこから値引きをすることができます。

特にカーナビは、カーナビのメーカーが値引き部分を負担することが多いため、ディーラーは値引きをしても利益があまり減らないのです。

他にも、フィルムやコーティングは作業工賃が金額のほとんどを占めているため、値引きがしやすいオプションとなります。

このように、オプションを含めた購入金額の合計で、値下げを最大額に近づけることもできるのです。

購入の本気度を示す

画像引用元:トヨタ公式ホームページ

車を買ってもらえそうかという点は、ディーラーの営業マンが見ているポイントの1つです。

ディーラーへ足を運ぶきっかけは人によってさまざまで、「CMを見て試乗してみたいと思った」「来店するとプレゼントがあるという広告を見た」など、車を購入するための商談を目的として訪れる人ばかりとは限りません。

営業マンは、購入する気がそこまでないことがわかると、ある程度の値引きをして商談を終わらせることもあります。

つまり、「買うかどうかわからない」という姿勢で商談に挑むと、値引きの最大額を引き出すのは難しくなってしまう可能性があるのです。

「保険の更新までに車を買い替えたい」「来月までには購入したい」というような具体的な理由を提示すると、購入意思があることが伝わり、営業マンは本気で値引き交渉に応じてくれるでしょう。

端数はカットしてもらう

さまざまな値引き交渉の手法を使い、商談も大詰めになってくると、これ以上値引きはできないという値引きの最大額に近い値引き額が引き出せているでしょう。

そこで、商談の最後に試していただきたいのが端数をカットしてもらうという交渉です。

現在の見積額の合計が、仮に2,517,000円だとした場合、「250万円ぴったりにしてもらえたら契約します」「端数の7千円はカットしてもらえませんか」など交渉してみると、もう一歩進んだ値引きを引き出し、値引きの最大額を勝ち取ることができるかもしれません。

営業マンや購入タイミングによって異なりますが、値引きの最大額を超える可能性もありますので、ぜひチャレンジしてみてください。

値引き以外で購入価格を抑えよう!

値引きだけに焦点をあてると必ず限界があります。

そこで、少し視点を変えて、値引き以外でお得に車を購入できる方法をご紹介いたします。

オプションサービスのプレゼントや市販品の代用、相場より購入額が安くなる車を検討する方法も存在します。

お得にアクアを購入するために、値引き以外の方法も活用していきましょう。

値引きが厳しいならディーラーオプションのサービスも

ディーラーオプションは、オプションの種類にもよりますが、利益率が高いものもあり、中には9割が利益になるオプションも存在します。

そのため、高額なオプションでなければ、かなり値引きをしてもらえるものもあります。

他にも長期在庫になってしまっているものがある場合、大幅値引きしてくれたり、サービス品としてプレゼントしてくれるケースもあります。

また、モデルチェンジ前には、古いモデルのオプション在庫を抱えていることもあり、ディーラーオプションを駆使して全体の購入額を大幅値引きする商談をしていることもあるようです。

タイミングが合えば展示車・試乗車がお得

新車の場合は、契約してから納車までおおよそ1ヶ月半程度かかることが一般的ですが、展示車や試乗車は、新車に近い状態で、納車までの時間が短いというメリットがあります。

試乗車は、公道を走れるようすでに登録がされているため中古車となってしまいますが、同じグレード、同じメーカーオプションの新車と比べれば、お得な価格で購入することが可能です。

展示車では、「現品限りの特価」で販売されるケースが多く、新車でありながらお得な価格設定になっています。

タイミングによってはこれらの車がないこともありますので、ディーラーで確認し、傷や汚れなどをチェックをした上で、納得できる範囲であれば購入を検討されるとよいでしょう。

在庫車・キャンセル車も狙い目

製造工場で見込み生産をした車で余りが出ているケースや、販売機会を逃さないためにディーラーが見込み発注をかけていたりして、在庫として保管されている車があります。

これらは通常、顧客の事情に応じて納期を短くしたり、人気車種をあらかじめ確保しておくことで、売り上げアップを狙っていますが、中には在庫が売れ残ってしまうケースがあります。

この場合、値引き相場よりおよそ1.5倍の値引きが適用されていることもあるようなので、ディーラーで確認してみるのも良いかもしれません。

また、顧客と契約後に注文した車がキャンセルされてしまったりすることも稀にあるようで、キャンセル車はすでに登録されている場合、車は新車の状態ですが、中古車扱いとなり破格の値引き額になることがあります。

常に在庫車やキャンセル車があるとは限りませんが、ボディカラーやメーカーオプションに特にこだわりがない場合は、検討してみるのはいかがでしょうか。

オプションは市販品が安いケースも

基本的にディーラーオプションは市販品よりも割高になっている傾向にあります。

数万円のオプションをサービスします!と営業マンに言われると、お得な気がして必要ないオプションまで付けてしまう人もいるかもしれません。

車に合っているフロアマットや、およそ90%に装備されていると言われるドアバイザー、専用スペースに設置してもらえるETC車載器などは、ディーラーオプションでつけておくのがよいと思いますが、カーナビやバックモニターなどは、市販品の方が安価に購入し取り付けできることもあります。

車に装備したいものをあらかじめ検討し、市販品と比較しておくとよりお得になること間違いなしです。

ディーラーの下取り価格は適正?しっかり確認しよう

今乗っている車を下取りしてもらい、新しく車を購入する場合は、ディーラーで査定してもらう人が多いと思います。

同じトヨタの車からアクアに乗り換えであれば、基本的な手続きをディーラーでしてもらえたり、状態の悪い車であっても引き取ってくれる可能性があったり、値引き交渉の材料とすることもできます。

また、他メーカーの車からアクアに乗り換えの場合も、新規顧客になりますので下取りが相場より高くなったり、買ってもらうために高めの査定を出すことも中にはあるようです。

しかし、買取業者の方が高額査定が出ることもありますので、複数の買取業者で見積もりを取っておくことをおすすめします。

まとめ

トヨタで大人気のハイブリットコンパクトカー・アクアの値引きを最大額にする交渉のポイントをご紹介しました。

発売開始から人気の車種であるため、なかなか値引きが難しいと思われがちですが、本記事で紹介した交渉術を使えば、アクアの値引き相場以上の値引きが実現する可能性があります。

できるだけ安くお得にアクアを購入したい方は、ご紹介した方法で交渉にチャレンジしてみてください。

アクアの値引き交渉の口コミ・体験談一覧