【2022年】フィットの値引き目標・限界額は40万円!
画像引用元:ホンダ公式ホームページ
取り回しのしやすさや優れた環境性能が魅力のホンダ・フィット。新車で購入する場合、どの程度の値引きが期待できるのでしょうか。
本記事では、2022年の値引き相場・限界値引き額をまとめました。
記事後半では、限界値引きを引き出すためのコツや、車の購入価格を抑えるポイントもご紹介します。
「フィットを少しでも安く購入したい!」という方はぜひ参考にしてください。
【2022年】フィットの平均値引き額と限界値引き額
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2022年現在、ホンダ・フィットの値引き額は5~15万円程度となります。
しかし、中には40万円以上の値引きに成功した人も。なぜ同じ車種の値引き額にここまで大きな差が出ているのでしょうか。
車の値引きには車両価格が深く関係しています。グレードによって100万円以上の差があるフィットでは、選択するグレードによっても値引き額に差が出てしまうのです。
まずはグレードごとの平均値引き額と限界値引き額を見ていきましょう。
いくらまで値引きができる?グレード別価格と値引き目標
以下はホンダ・フィットのグレード別価格と値引き目標です。
グレード | 駆動方式 | 車両価格 | 初回値引き額 | 平均値引き額 | 限界値引き目標 |
BASIC | FF | 1,557,600円 | 0~5万円程度 | 5~10万円 | 15万円程度 |
4WD | 1,755,600円 | 17万円程度 | |||
HOME | FF | 1,767,700円 | 17万円程度 | ||
4WD | 1,965,700円 | 19万円程度 | |||
NESS | FF | 1,877,700円 | 18万円程度 | ||
4WD | 2,075,700円 | 20万円程度 | |||
CROSSTAR | FF | 1,938,200円 | 19万円程度 | ||
4WD | 2,136,200円 | 21万円程度 | |||
LUXE | FF | 2,076,800円 | 20万円程度 | ||
4WD | 2,241,800円 | 22万円程度 | |||
e:HEV BASIC | FF | 1,997,600円 | 19万円程度 | ||
4WD | 2,195,600円 | 21万円程度 | |||
e:HEV HOME | FF | 2,117,500円 | 21万円程度 | ||
4WD | 2,315,500円 | 23万円程度 | |||
e:HEV NESS | FF | 2,227,500円 | 22万円程度 | ||
4WD | 2,425,500円 | 24万円程度 | |||
e:HEV CROSSTAR | FF | 2,288,000円 | 22万円程度 | ||
4WD | 2,486,000円 | 24万円程度 | |||
e:HEV LUXE | FF | 2,426,600円 | 24万円程度 | ||
4WD | 2,591,600円 | 25万円程度 |
※限界値引き額は10%で計算しています。
今回ご紹介した金額は、車両本体のみの値引き額です。詳しくは後ほどご紹介しますが、オプションの追加や、値引きがしやすい時期を選ぶことでご紹介した限界値引き額を上回る可能性があります。
フィットを安く購入できる狙い目はいつ?
2022年現在、フィットの値引き相場は5~15万円程度。フルモデルチェンジが行われた2020年2月頃と比較すると、値引き額は拡大しています。
できるだけ値引き額を多くするためには、いつ頃購入するのが良いのでしょうか。
ここからは値引き額が変動している理由から、フィットを安く購入するための狙い目をご紹介します。
モデルチェンジから1年経過で値引きは拡大!
フィットに限らず、モデルチェンジやマイナーチェンジから時間が経つほど、値引き額は拡大します。
実際に、現行の4代目フィットが発売された2020年2月頃の値引き額は0〜5万円程度でした。しかし、フルモデルチェンジから1年以上が経過した現在では、値引き相場が10万円以上拡大しています。
では、この値引き額はどこまで拡大するのでしょうか。最も値引き額が拡大しやすいのが、フルモデルチェンジの直前です。
新型車が発売された後も、ディーラーでは旧型の在庫を抱えていますが、売れ筋はどうしても新しいモデルに移行してしまいます。販売店側は「できるだけ早く在庫を販売したい!」と考えるため、値引きが拡大しやすいのです。
実際に3代目フィットから現行の4代目に移行するタイミングでも、旧型モデルの値引き相場は、20〜40万円程度まで拡大していました。
とはいえ、まだ新型の発表から日が浅いフィット。次のモデルチェンジはまだ発表されていないため、どこまで値引きが拡大するかの予測がつきません。
本記事では少しでもフィットを安く購入してもらうために、フィットの歴史から、次のモデルチェンジのタイミングを予測します。
フィットのモデルチェンジ・マイナーチェンジの歴史
フィットは、2001年の登場以来、20年間で3回のモデルチェンジを行っています。
フィットの歴史 | |
2001年6月 | 初代発売 |
2007年10月 | 2代目発売 |
2013年9月 | 3代目発売 |
2020年2月 | 4代目発売 |
フィットの歴史を振り返ると、モデルチェンジが6年〜7年ごとに行われていることが分かります。
あくまでも予測ではありますが、次のモデルチェンジも同程度の間隔で行われると考えられますので、フィットを安く購入したい方は、ぜひモデルチェンジ前を狙ってみるのも良いかもしれません。
2022年夏頃にマイナーチェンジを予定
モデルチェンジ直前や新型の発売直後に、値引きが拡大しやすいことをご紹介しましたが、同じ理由で、マイナーチェンジ前後も値引きが拡大しやすい傾向があります。
フィットは2022年夏頃にマイナーチェンジを予定しており、このタイミングも狙い目と言えるでしょう。
「新型・旧型にこだわらない」という方は、マイナーチェンジの時期に合わせて旧型の購入を検討するのも一つの手です。
N-BOXの売れ行きもフィットの値引き額に影響
フィットの値引き額が拡大している理由のひとつとして、N-BOXの売れ行きが好調であることも挙げられます。
フィットは発売開始以来、ホンダの代表的なコンパクトカーとして人気を獲得してきました。しかし現在は、販売台数の30%以上をN-BOXが獲得。
量産車種として予定していたフィットが苦戦しているため、販売台数を伸ばすために値引き額を拡大していると予想されます。
フィットを安く購入したい場合は、同じホンダから販売されている他車種の売れ行きにも注目してみてください。
初回は5万円?フィットの最大値引きを狙う交渉術
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多くの販売店では、営業マンの判断で値引きができる「値引き枠」が設定されています。
この枠は、販売店や車種、営業マンの立場によっても変動しますが、1〜5万円程度に設定されていることが多いようです。
つまり、5万円程度であれば軽い交渉で値引きをしてもらうことができます。場合によっては交渉をしなくても初回見積もりに値引き額が含まれていることも。
しかし、最大値引きを狙いたいのであれば、ここで契約してはいけません。交渉を行う事で値引きの上乗せを狙っていきましょう。
とはいえ、人生で何度もない新車の購入。交渉の方法が分からない方も多いでしょう。
ここからは「値引き額を増やしたいけれど方法が分からない!」という方に向けて、交渉のコツをご紹介します。
交渉をするかどうかで、値引き額が数十万円変わることも。フィットを購入する際にはぜひ試してみてください。
①車両本体値引きの目標額を決める
値引き交渉をする前には、どれくらいまで値引きができるのかを予測し、値引き目標を決めておくことが大切です。
値引き目標を設定するために、まずは値引きがどこから捻出されているのかを確認してみましょう。
車種やメーカーによっても異なりますが、一般的に本体価格の60%程度は製造原価、20%がメーカー利益、残りの20%が販売店利益とされています。
製造原価とメーカー利益は、製造側で金額が定められているため、販売店の一存で値引きをすることができません。つまり、車両本体の値引きは販売店利益に当たる20%から捻出されるのです。
販売店に入る利益額は、車の価格によって異なります。車両本体価格が高額になるほど利益額も大きくなりますので、値引きの目標価格は、金額ではなく本体価格に対する割合で計算しましょう。
販売店側も利益が出ないほどの値引きはできません。フィットのようなコンパクトカーの場合、そこまで利益額が高いとは言えませんので、10%程度が限界値引き額となるでしょう。
②オプションの追加で追加値引きを狙う
値引きが期待できるのは、車両本体だけではありません。オプションを追加すれば、その分の利益が見込めるため、値引額が上乗せされる可能性も。
とはいえ、ただオプションを付ければいいというわけではありません。なぜなら、取り付けるオプションによって値引き率に差が出る可能性が高いからです。
車のオプションは、製造段階で取り付けを行うメーカーオプションと、車体が完成した後に販売店で取り付けを行う販売店オプションの2つに分けられます。
メーカーオプションは、製造段階で取り付けが行われる装備です。具体的にはサンルーフや純正ナビ、ヘッドランプ等が該当します。
メーカーオプションの価格は、基本的に車両本体価格に含まれて計算されます。価格が高くなる分、値引き額も増える可能性はありますが、値引き率は車両本体価格と同じ10〜15%程度が上限となるでしょう。
一方、販売店オプションは、車両が完成した後に販売店で取り付けられるものです。販売店オプションは、販売価格のうち20~30%が利益として販売店に入るとされており、利益率が高い分、値引きも狙いやすくなります。
販売店オプションは納車後に注文することも可能ですが、エアロやドライブレコーダー、ホイールなど高額なオプションの取り付けを検討している場合は、車両とあわせて値引き交渉を行うと良いでしょう。
もちろん、不要なオプションを無理に取り付ける必要はありませんが、オプションを追加することで値引き額を引き上げられるかもしれません。
③ライバル車と競合させる
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最大値引きを引き出すためには、ライバル車と競合させるのが効果的です。
販売店側は、できるだけ他メーカーにユーザーを取られたくないと考えるはずなので、他メーカーの車種も検討していると分かれば、値引きを増やしてくれる可能性があります。
フィットの場合、サイズ感や価格帯の似ている「トヨタ・ヤリス」「日産・ノート」などの見積もりと比較するのが効果的でしょう。
④フィットを取り扱う販売店同士で競合させる
同じフィットを取り扱う販売店同士で価格を競わせるのも一つの手です。
「同じメーカーなら見積もり価格も同じ」と思う人もいるかもしれませんが、同じホンダの看板を掲げているディーラーでも経営会社は全く別というケースはよくあります。
経営している会社が違えば、値引きに対する考え方や限界値引き額にも違いがありますので、見積金額にも差が出ます。限界値引きを狙いたいのであれば、同じホンダでも相見積もりを取りましょう。
ただし、同じ系列のディーラーで見積もりを取らないよう注意が必要です。
最近は顧客情報を一括で管理しているディーラーが多く、系列が同じディーラーであれば、「ユーザーがいつ、どの店舗で見積もりを取り、値引き額はいくらを提示したか」がすぐに分かります。
ディーラーは基本的に同じ系列内でユーザーの取り合いを行わないため、初めに提示された金額より、値引き額が多くなる可能性は低いでしょう。
また、様々な店舗で見積もりを取っていることが分かれば「この人は他の店舗も回るだろう」「すぐには契約しないだろう」と思われてしまい、最大値引きが引き出しにくくなります。
経営会社はメーカーのホームページで簡単に確認が可能です。相見積もりを取るときは別会社であることを確かめておくと安心でしょう。
⑤決算期を狙う
最大値引き額を引き出すためには、交渉の時期も重要なポイントとなります。具体的にはディーラーが販売に力を入れる3月、9月の決算時期が狙い目です。
新車販売店の多くは、メーカー側から販売ノルマが課せられています。また、販売台数が多い販売店ほど優遇が受けられるケースも。
ひとつの締めとなる決算時期には、一台でも多く販売台数を伸ばそうと販売に力を入れるため、通常よりも値引きを多く引き出しやすくなるのです。
また、決算セールを打ち出し、オプション等のプレゼントを行なっている場合もあります。決算時期を狙えばいつもよりお得に車を購入することができるでしょう。
⑥端数カットをお願いする
一通りの交渉を終えたら、最後に端数カットをお願いしてみましょう。
ポイントは、購入の意思を伝えることです。
販売店側は、他のメーカーや販売店にユーザーが流れてしまわないよう、すぐにでも契約をしてほしいと考えています。
「端数をカットしてくれたらすぐに契約します!」と伝えれば、できる限り対応してくれるでしょう。
値引きだけじゃない!お得にフィットに乗るコツをご紹介
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ここまで値引きを引き出すコツをご紹介しましたが、お得にフィットを購入する方法は値引きだけではありません。
下取りやオプションを工夫すれば支払総額を安く抑えることが可能です。
フィットを購入する際には、値引き以外のポイントにも注目してみてください。
下取り額は妥当?買取店もチェックしよう
車を乗り換える際には、新車を購入する店舗でこれまで乗っていた車を下取りしてもらう人も多いのではないでしょうか。
たしかに、同じ店舗で購入と売却の両方が済む下取りは、手間が少なく便利です。しかし、少しでも車を高く売り、購入資金に充てたいのであれば、下取り以外の方法も検討することをおすすめします。
なぜなら、ディーラーでは値引き額を下取り価格で調整するケースがあるからです。
例えば、フィットの値引き額が20万円で、下取り価格が30万円だったとしましょう。
一見、かなり多く値引きをしてくれたように感じますが、下取りに出す車の価値が40万円程度あった場合、実質の値引き額は10万円となります。
もちろん、下取り額で値引き調整を行うディーラーばかりではありませんが、中には例に挙げたようなケースがある事を知っておくと、愛車を買い叩かれたり、損をしたりしてしまう心配も減るでしょう。
下取り以外の方法をおすすめしたい理由は他にもあります。
ディーラーで下取りを行った車は、多くの場合、中古車業車が集まるオークションに出品されます。そのため、下取り価格はオークションの相場が基準となり、赤字が出る可能性があるような無理な値付けはできません。
一方、中古車を専門的に取り扱う業者の場合は、利益が見込める車種であれば多少無理をしてでも在庫として手に入れたいと考えます。
さらに、中古車買取店では、転売で利益を出すためにオークション以外にもさまざまな販売ルートを確保しています。
豊富なルートから最も高く転売する方法を選ぶことができるため、下取りよりも高く買い取れる可能性が高いのです。
とはいえ、どの方法で車を売ればお得なのか分からないという方も多いでしょう。
少しでも高く車を売りたい方は、ディーラーと複数の買取業車で相見積もりを取ることをおすすめします。
業者によって高く買い取れるメーカーや車種に違いがありますので、査定額を比較して、より高く買い取ってくれる業者に売却してみてはいかがでしょうか。
オプションプレゼントの交渉
車の値引きは、車両本体価格のうち、販売店に入る利益分から捻出されます。
販売店としても利益がなくなったり、赤字が出たりするような値引きには対応できないため、値引き額にはどうしても上限があります。
「これ以上の値引きは難しい」と感じたら、オプションやグッズのサービスをお願いしてみましょう。
フロアマットやナンバーロックボルトなど、比較的価格が安く、販売店で在庫を持っている商品であれば、値引きの代わりにプレゼントしてくれるかもしれません。
高額な純正オプションは社外品でも代用が可能
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ドライブレコーダーやナビゲーションシステム、スピーカなど、フィットにはさまざまなオプションが用意されていますが、必ずしも純正品でなければいけないわけではありません。
メーカーから販売されるオプションは、車種に合うように設計されているため、見た目が良く、機能が充実しているという特徴があります。
ただ、価格だけで見ると市販品の数倍の値段がついているものも少なくありません。
フィットの購入価格を抑えたい方は、カー用品店やネットで販売されている商品で代用できないかを確かめてみてください。
ただし、市販品は適合車種やグレードが限られているケースもあります。購入前には自分の車に取り付けができるか確認を行うようにしましょう。
あればラッキー!新古車も検討してみよう
新車にこだわらないのであれば、新古車の購入を検討するのもひとつの手です。
新古車とは、ディーラーが試乗車や展示車として新車登録をしたものの、一度もユーザーの手に渡っていない車を指します。
比較的年式が新しく、走行距離も少ない車両が多いため「フィットを安く購入したい」という人におすすめです。
しかし、新古車はあくまでもディーラーが持っている在庫となりますので、新車のようにグレードや色を自由に選べるわけではありません。また、販売されている台数も限られています。そのため、「フィットの購入を検討している時期に出会えたらラッキー」と考えておくといいでしょう。。
残クレならお得にフィットに乗れる
支払い総額を抑えてフィットに乗りたいのであれば「残クレ」を使用する方法があります。
残クレは、購入から3年後、5年後に残る車の価値(残価)を購入時点に設定し、車両価格から残価を引いた金額を分割もしくは現金で支払う商品です。
設定した期間を終えた後は、車を返却するのか、残価を支払い車に乗り続けるのかの選択をする必要がありますが、月々の支払額を抑えたい方には嬉しいプランとなっています。
実際、分割払いと残クレでは支払額にどの程度差が出るのでしょうか。フィットBASIC(ガソリン車)を例に計算してみましょう。
今回は、年利3.5%・36回均等払い・ボーナス加算なしの条件で計算を行います。
【フィットBASIC 支払いシミュレーション】
支払い総額 | 頭金 | 月々 | 最終回支払額 | |
分割(36回払い) | 1,698,010円 | 140,410円 | 45,600円(×35ヵ月) | ‐ |
残クレ(36回払い) | 27,300円(×34ヵ月) | 722,160円 |
※あくまでも一例です。グレードやオプションの有無、購入時期によって金額は変動します。
残クレの場合は36回目にあらかじめ設定した残価分が残りますが、分割払いの場合と比べると月々の支払いが18,000円程度安くなることが分かります。
ただし、残クレの場合、返却時に車両状態が一定の基準を満たしていなければいけません。
内装・外装の状態が悪い場合や、走行距離が多い場合には、最初に設定した残価分が残っていないと判断されることも。そうなれば、返却時に追加で支払いが必要となる可能性があります。
残クレは非常にお得なサービスではありますが、使用の際には注意が必要です。
まとめ
画像引用元:ホンダ公式ホームページ
本記事では、ホンダで人気コンパクトカー・フィットの値引き情報や交渉のコツをご紹介しました。
モデルチェンジから1年が経過し、値引き額が拡大しているフィット。交渉を組み合わせれば、さらに値引きの上乗せが期待できるかもしれません。
「車を買うなら、できるだけ価格は抑えたい」と考える方は多いと思いますので、フィットを購入する際には、ぜひ参考にしてください。